チョコレートダイエットの方法や効果、口コミまとめ
ダイエットや美肌の大敵と言われてきたチョコレート。
好きだけどダイエットのために泣く泣く「チョコ断ち」したり、たまのご褒美にとどめている人も多いでしょう。
ところが、その定説は覆されつつあります。
チョコレートに含まれる成分の持つ健康・美容効果が注目され、肥満の原因どころか今やダイエットにもよいと言われているのです。
チョコレートでダイエットできるってホント?
チョコレートでなぜやせる?
チョコレートとダイエット、一見まったく繋がりがなさそうですよね。
甘くておいしいチョコレートを食べて痩せられるなら苦労しない!という声が聞こえてきそうです。
しかも、チョコレートダイエットは食前に少量のチョコレートを食べるだけという簡単なもの。
チョコレートには血糖値を上昇させて、満腹中枢を刺激する働きがあります。
血中グルコース濃度が下がると空腹感が出現し、食事をして血中グルコース濃度が上がると満腹感が出現する。
引用元:空腹・満腹のメカニズム
通常、満腹中枢が脳に「満腹だ」と信号を送るには20分かかるとされています。
チョコレートダイエットはそれを逆手に取った方法です。
食前にチョコレートを食べることで、食事を始める頃には空腹感が抑えられ、自然に食べる量を減らすことができるのです。
「チョコレートを食べればやせる」のではなく、食べ過ぎが抑えられて無理なくダイエットできる、ということですね。
また、チョコレートに含まれるカカオポリフェノールには血行促進作用や整腸作用があります。
ポリフェノールの健康効果に詳しい品川イーストワンメディカルクリニックの板倉弘重医師は「強い抗酸化作用があり、血糖値の抑制や血流の促進のほか、多様な健康効果がある。カカオが体にいいと見直されるきっかけになった成分」と話す。
ほかにも、リラックス効果が注目されるテオブロミンや、食物繊維のリグニン、カルシウム、マグネシウムなどの微量ミネラル類も含む。
さらに、カカオに含まれるたんぱく質様の成分が便通を改善する、筋肉増強をサポートする作用や代謝を促す作用についても臨床研究が進められている。
血行がよくなったり、腸内環境が整うことで新陳代謝も促進されるので、脂肪が効率よくエネルギーとして燃焼され、ダイエットに繋がるのです。
普通のチョコレートじゃダメなの?
ただし、チョコレートの選び方には注意する必要があります。
脂肪分や糖分を多量に含む、一般的な甘いチョコレートではダイエット効果は期待できません。
血糖値は上昇しても、カロリー過多になってしまうデメリットの方が大きいでしょう。
ポイントは、カカオ含有率が70%以上の「ダークチョコレート」を選ぶこと。
カカオに含まれるカカオポリフェノールが話題になったことでダークチョコレートの人気も高まり、今ではコンビニでも購入できるようになっています。
思い立ったらすぐに実行に移せる手軽さも魅力ですね。
チョコレートダイエットの効果!カカオポリフェノールとは?
チョコレートに含まれるカカオポリフェノールは、赤ワインやお茶に含まれるポリフェノールの一種で、高い抗酸化作用を持っています。
「体のサビ」と呼ばれる悪性の活性酸素を無毒化し、老化やそれに伴う生活習慣病のリスクを減少させる働きが期待できるのです。
また、
- 血行促進
- 動脈硬化を予防
- 抗ストレス作用
- 脳の活性化
など、さまざまな健康効果があるとされています。
血行が促進されれば、体のすみずみまで栄養が行き渡りますし、ストレスが軽減されれば肌荒れやニキビの改善など、美肌にも効果的。
健康によいとは美容にもよいということです。
ミス・ユニバース・ジャパン公式栄養コンサルタントを務めたエリカ・アンギャルさんも、カカオポリフェノール豊富なダークチョコレートを「美女のおやつとして最適」と勧めています。
また、マウスを使ったものではありますが、カカオポリフェノールが肥満を抑制する可能性があるという研究結果も!
DNAマイクロアレイで網羅的に解析した結果から、カカオポリフェノールが肥満時の脂肪組織の炎症や酸化ストレスに関わる遺伝子群の発現に対して顕著に影響することも確認している。
チョコレートダイエットのやり方
「チョコレートを食べるだけ」と言っても、ダイエット法である以上正しいやり方があります。
ポイントを押さえて、効率よく実践しましょう。
チョコレートダイエットを実践するには、まずカカオ配合率70%以上のダークチョコレートを用意すること。
コンビニやスーパーでも購入できますし、輸入食材店や通販なら種類も豊富。
カカオの配合率も70%から最高で99%というものもあるので、いろいろ試してみるのも楽しそうですね。
チョコレートダイエットの一日の必要量は約50g。
市販されている板チョコ半分ぐらいの量です。
これを3回(食事の回数)に分けて、食前20分に食べてください。
ゆっくり味わって食べるのがポイントです。
その後の食事は普通に摂って構いません。
特に減らさなくても大丈夫です。
もし食事が物足りない、と感じたら、食後に少量チョコレートを食べるのもおすすめ。
間食を防ぐのに効果的です。
チョコレートの選び方
カカオ含有率70%以上であることはすでに述べたとおりです。
ダークチョコレートの中には、80%を超えるようなものもありますが、高ければ高いほどよいというわけではないので、その点も注意しましょう。
カカオ豆の可食部分の半分は脂質のため、カロリーがどうしても高くなるからです。
ダークチョコレートは甘味が少ないから大丈夫、と思いがちですが、一般的なチョコレートよりカカオの含有率が高いため、カロリーもそれなりにあると知っておいてください。
チョコレートダイエットにおすすめ3選
ダークチョコレートは多くの製菓会社から発売されており、海外メーカーのものも盛んに輸入されています。
種類が多すぎて選ぶのに悩んでしまいそうですよね。
そんな人のために、チョコレートダイエットにおすすめの国内外のダークチョコレートを紹介します。
スイーツデイズ おいしいハイカカオ(ロッテ)
二層構造にすることで、カカオ配合率72%でありながら、口どけのよさ、食べやすさを実現しています。
モニターテストでは、カカオ分の高いチョコレートを好む女性182人中165人が「おいしい」と答えたそうです。
モーメントダーク72%(ブシャール)
高級チョコレートの本場・ベルギー産。
カカオマス・砂糖・カカオバターなどの原料は厳選されたナチュラルなもの。
タブレットチョコレート エクセレンス70%カカオ(リンツ)
こちらも名門チョコレートブランドの製品。甘さと苦みが絶妙のバランスで、2006年、サロン・ド・ショコラ「ベストタブレット賞」を受賞しています。
チョコレートダイエットの注意点
チョコレートダイエットはカカオ含有率の他に、カロリーや脂質の量にも気をつける必要があります。
すでに述べましたが、カカオの配合率が高くなるほどカロリーも高くなるので、くれぐれも食べ過ぎないように。
カカオポリフェノールにはテオブロミンというカフェインに似た成分が含まれているのですが、高カカオチョコレートでは普通のチョコレートの約4倍になるとされています。
テオブロミンには興奮作用、利尿作用、筋弛緩作用などがあるので、摂りすぎには注意です。
また、チョコレートダイエットは「チョコレートを食べればやせる」というものではありません。
いくら実践していても、暴飲暴食をしたのではダイエット効果は望めないでしょう。
普段からあまりチョコレートを食べない人にもあまり向いていません。
ダイエットのためにこれまで食べなかったものを食べる、というのは本末転倒ですよね。
チョコレートダイエット口コミ!実践者の声をチェック!
チョコレートダイエットは実際にどのくらい効果があるのか気になりますよね。
そこで、実践して効果が感じられたという人の意見を集めてみました。
ご飯の5分くらい前にちょこっとだけ食べると、空腹感がぐっとやわらいで食べ過ぎを防げます!ついつい食べ過ぎそうになっちゃいますけど…。でも、毎日ちょこっとずつ甘いものが食べられるし、食べ過ぎを防げるのでオススメですよ~。
カカオ50~99%のものまで何種類か試してみたのですが、一番美味しいと感じるのは72%のチョコでした。一緒に豆乳を飲むことも始めてお通じが良くなったのでチョコの効果だけではないと思いますが3カ月で3kgほど減っています。
徐々に痩せるダイエット法です
チョコレートダイエットは劇的な変化があるというよりは、時間をかけて徐々に効果が現れる方法と言えそうです。
食事制限や特別な運動は必要ありませんが、やり方を守って続けることが成功の秘訣。
チョコレートが好きな人はもちろん、ダイエット法は簡単な方がいいという人はぜひ試してみてください。