「美肌」と聞いてどんなイメージが湧いてきますか?
赤ちゃんのようにぷるぷるもちもちした弾力のある肌
パールのようなくすみのない真っ白な肌…
人それぞれ美肌のイメージは違っても、共通している概念はあるはずです。
“肌トラブルのない美しく健やかなお肌”
これが美肌の基本なのではないでしょうか。
女性であれば誰もが憧れ、手に入れたいと願ってやまない美肌について、8つの方法をご紹介します。
洗顔
洗顔は、直接お肌に触れる行為です。
しかも毎日繰り返されるため、美肌をつくる上で、最も重要なポイントのひとつと認識しましょう。
ただ単純にメイクを落とせばいい、顔の汚れを取ればいい、といい加減に考えて、おろそかにしないようにしてください。
少しのダメージが蓄積されていくと、大きな肌トラブルを引き起こす原因となる可能性があります。
適切な方法で、丁寧に優しく行うことを心がけましょう。
日々のクレンジングと洗顔が美肌への一歩です。
洗顔の手順
- 洗顔料がよく泡立つように、まずは手を洗って清潔にします。
- ぬるま湯で顔を軽く素洗いし、毛穴を開いて汚れを落としやすい状態にします。
- 手の平もしくは泡立てネットに洗顔料をつけ、きめ細かく密度の高い泡をつくります。
壊れにくい泡をつくることで、泡がクッションとなりお肌への負担を軽くします。 - 皮膚が厚く皮脂の多いTゾーン(鼻から額)→Uゾーン(フェイスライン)→頬→口周り→目周りの順に、指の腹を使って小さな円を描くように洗います。
- 擦らないように、33〜36℃のぬるま湯で優しく泡を洗い流します。
すすぎは20〜30回が目安です。
小鼻のわきや額の生え際は特に丁寧にしっかりとすすぎましょう。 - 洗顔を終えた直後から乾燥は始まっています。
5分以内に清潔な柔らかいタオルで、優しく押さえるように水分を拭き取ります。 - 水分を拭き取った後、遅くとも3分以内には化粧水などで保湿ケアをしましょう。
スキンケア
スキンケアの基本は”保湿”と”肌のターンオーバーの正常化”ですので、その2点を押さえた化粧品をおすすめします。
その上で、希望される効果が期待できるスペシャルケアをプラスすればよいのではないでしょうか。
美肌水
美肌水とは、開業医の今井龍弥先生により考案された尿素グリセリン水溶液のことです。
雑誌「ゆほびか」(マキノ出版)において命名され、医師向けの書籍でも発表されて、あらゆる媒体を通じて日本中に広まりました。
元々は今井先生がアトピー患者さんの治療に使用していた美肌水ですが、保湿作用が他の肌トラブルにも効果的であるとされ、顔のスキンケアだけでなく、ボディケアやヘアケアにまで幅広く使用されています。
作り方は、下記URLに詳しく書かれています。
参考:マキノ出版|ゆほびか|Dr.Imaiの手作り健康術:美肌水
生活習慣の改善
美肌のためには、生活習慣を見直して体質を改善していくことも大切です。
日常生活における少しの心がけが、美肌につながります。
睡眠
良質な睡眠は美肌に欠かせない生活習慣です。
入眠後3時間はお肌のターンオーバーを活性化させる成長ホルモンが分泌されるため、この時間に熟睡できるよう心がけましょう。
UVケア(紫外線対策)
紫外線によるお肌の老化現象を光老化といい、お肌に最も悪影響を及ぼす要因となります。
アメリカの皮膚科学会では、老化の約80%が紫外線によるものだとされています。
また、日焼けやシミ、ひいては皮膚がんの原因となることもあり、くすみや肌荒れの原因となります。
年間を通して季節や気候に関わらずUVケアは必要です。
できるだけお肌への刺激が少ない日焼け止めをたっぷりと厚めに塗ってください。
日焼け止めは2〜3時間を目安に塗り直すと良いでしょう。
美しい素肌を保つためには紫外線をしっかりガードすることが重要です。
毛穴対策
ある程度の大きさの角栓は、毛穴を保護するために必要なものだと理解してください。
爪で無理に押し出すのはお肌のダメージとなるのでやめましょう。
毛穴につまった角栓は、酸化した余分な皮脂と古い角質が混ざってつくられ、Tゾーンに多く見られます。
正しい手順と方法でのクレンジングと洗顔が大切です。
クレンジングや洗顔前に蒸しタオルを当てると毛穴が開いて角栓を取りやすくなります。
毛穴用のシートパックは手軽な使いやすさが魅力ですが、必要な角質まで除去してしまう可能性があるため、あまり頻繁に使用しないようにしましょう。
ニキビケア
大人ニキビのスキンケアにおいて、気を付けたいのは”保湿”と”低刺激”です。
皮脂の過剰分泌を抑えるニキビケア化粧品ではなく、炎症を抑えつつお肌のバリア機能やターンオーバーを正常化する大人ニキビ用の化粧品を使用しましょう。
また、過剰なクレンジングや洗顔を避け、ニキビができにくい”ノンコメドジェニックテスト済み”と記載された化粧品を使ってください。
食べ物
美肌のためには、身体の内側からのケアも重要です。
白身魚や小魚をメインに動物性、植物性ともにしっかり食べましょう。
また、抗酸化作用のあるビタミンやミネラルは、緑黄色野菜や海藻類に多く含まれています。
美肌に効果的な食材は積極的に摂取していきたいものですが、栄養が偏らないようにバランスの取れた食事を心がけましょう。
おすすめはクランベリージュース
クランベリーには、非常に強い抗酸化作用を持つプロアントシアジニンAという独自ポリフェノールが含有されています。
その作用は、ビタミンCの20倍、ビタミンEの50倍ともいわれ、エイジングケアにとても効果的です。
人気レシピサイト「クックパッド」から、美肌ドリンクでランキング上位のものをご紹介します。
これまでのライフスタイルもありますし、全てを一気に実践するのはとても難しいと思います。
どれかひとつでも現在の習慣と置き換えられる方法があれば、そこから少しずつ取り入れていくことをおすすめします。
ある日目覚めたら輝くような美肌になっていた、なんて魔法のようなことは起こりません。
日々の積み重ねと適切なケア・生活習慣が美肌へと続いていきます。
「美は一日にしてならず」